高山市(岐阜) 見当山(1351.9m) 2021年5月15日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 10:51 林道入口−−11:29 林道終点−−11:44 1330m鞍部−−11:50 見当山−−12:06 林道−−12:22 林道入口

場所岐阜県高山市
年月日2021年5月15日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道入口付近に駐車余地あり
登山道の有無林道終点〜1330m鞍部まで微かな道があるが辿るのが困難なほど薄い。1330m鞍部〜山頂は比較的明瞭な獣道あり
籔の有無志賀高原並みの強固な根曲がり竹
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント鷲ヶ岳北方の山。北側から延びる林道終点から往復。林道終点から山頂まで直線距離で400m弱しかないので簡単に登れるかと思ったら、周辺は強烈な根曲がり竹藪で苦労した。往路は偶然発見した微かな道のおかげで藪漕ぎが軽減されたが、下りでは志賀高原並みの激藪と格闘。山頂付近は藪が刈られて広場になっている




林道入口近くの駐車余地 林道入口。鎖の車止めがあるが施錠されていなかった
アジサイではなくオオカメノキ 標高1110m付近の倒木。これより先は車は入れない
標高1140m付近 地形図通り標高1260mで林道終点
藪が薄い谷筋を進む ほとんど高度を上げないまま谷も藪に覆われる
東へ進路変更。根曲がり竹が広がるが微かな筋を発見 目印あり。一応、道なのか?でも薄すぎてほとんど判別不能
標高1290m付近。まるでオアシス 見当山南の1330m鞍部。尾根上に獣道あり
標高1340m付近 山頂直下の目印
見当山山頂。ここだけ藪が開ける 唯一の山頂標識
帰りは西を目指したが根曲がり竹が濃すぎて難航 標高1310m付近。谷筋を下ったがこんな開けた場所は稀
標高1290m付近まで下ると根曲がり竹から解放される 標高1250m付近
標高1190m付近で林道に合流 林道入口到着


・鷲ヶ岳北側の山。結構近くまで林道が通っているようなので、そこから往復することにした。一番近いのは西側を通る林道で、その入口に向かうと鎖の車止めあり。そこまでの間に多数の駐車した車があり、どうもこの界隈は山菜取りで賑わっているようだ。

・林道には新しい轍があるが、入口から500mくらいの場所で倒木があり車両通行不能。入口から歩いても大差なし。

・その先の林道はまだ廃道化しておらず歩きやすいが、いつまでこの状態が続くやら。林道周囲は場所によっては根曲竹の藪で、これが山頂まで続いていたら大変なことになりそうだ。

・車道は地形図通りに続いて地形図通りに標高1260mで終点を迎えた。残念ながらその先には踏跡すらなく、前方の谷地形以外は一面の根曲竹藪に覆われて進むのは困難。山頂は左手のはずだがこの藪に突っ込むのは無謀で、とりあえず谷を直進して反時計回りに攻めることにした。

・谷方向も徐々に根曲竹の浸食を受けて周囲と同様の藪になってしまい、ほとんど高度を上げないまま藪に突入することに。どうせなら山頂へ近付く方向へと進路を左(東)へ振り、できるだけ先まで藪が薄い個所から突入。すると火山の時と同様に、道なのか不明だが明らかに周囲より根曲竹が薄い筋が断片的に見られた。できるだけこの筋を逃さまいと辿るのだが、たまに出現する島のように根曲竹が無いオアシスのようなエリアが大問題だった。筋の続きがどこなのかそこで分からなくなってしまうからだ。しょうがないのでここでもできるだけ藪が先まで切れている場所から再突入したが、偶然にもすぐに藪が薄い筋を発見できた。このルートを見出せなければ相当の藪漕ぎ労力が必要なレベルの藪であった。途中には数か所で目印が見られ、昔の道の痕跡なのかもしれない。

・傾斜が緩んで尾根地形に直角に合流。山頂から南に延びる尾根の1330m鞍部だったことは帰宅後にGPSの軌跡で判明した。振り返ると登ってきた藪の薄い筋の入口にも目印があり、ここから見る限りは道らしく見えるが実際はかなりあやふやで下りで正確にトレースするのは困難を極めるだろう。私は登りだったからトレースできただけだろう。

・意外にも尾根上には明瞭な踏跡が登場。いや、おそらく獣道だろうが、今までの筋より明らかに濃い。しかし山頂が近付いて尾根がばらけると獣道は不明瞭となり、何度か外して猛烈な根曲竹藪との格闘に。このエリアのこの標高でこんなに濃いとは。志賀高原の根曲竹藪にも引けを取らない。

・最後はGPSの表示を頼りに見当山山頂に到着。山頂部は広範囲で根曲がり竹が無くて開けた場所であった。つい最近刈り払った形跡は無いが、昔に藪を刈ったのか、それとも地形的な要因で根曲がり竹が生えにくいのか。地面が見えているので三角点もあっさりと発見でき、山頂標識も見つかった。標識が取り付けられた位置は地面から1.5〜2m程度で、もし雪がある時期に付けたとしても積雪が1m以下の時期に違いない。かなり古そうに見えた。

・帰りであるが、往路を戻ってもいいが下り方向なので藪をショートカットして林道を目指すことにした。方位磁石で西を確認して根曲竹の藪に突入したが、マジで志賀高原に匹敵する藪の濃さで、下りなのに半端ない抵抗で一向に進まず大失敗であった。少なくとも登りでは私がとったルート以外で山頂を目指すのは自殺行為だ。一般的には残雪期に登るのが無難な選択だろう。この藪の中を登り返すのはさらに地獄なのでこのままがむしゃらに藪をかき分けて下っていく。予想以上に根曲竹が密生した区間が長く、藪が切れたのは谷地形を標高1290m付近まで下ってからだった。一度藪が切れると次に根曲竹が登場しても一部エリアだけであり迂回が可能であった。

・林道に飛び出したのは標高1190m付近で、自分では最短距離で林道を目指したつもりが、GPSの軌跡を確認したら谷地形に従って北西を下っていた。その後は藪のない林道を下って駐車箇所に戻った。

 

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